危険性の度合いに応じたタンクの区分
危険性の度合いに応じてタンクが区分されます
設置されてからの年数だけでなく、タンクの構造(タンクの設計板厚、外面保護方法)も合わせて漏洩の危険性を判断し区分されます。
年数の区分は次のとおりです
|20年以上30年未満|30年以上40年未満|40年以上50年未満|50年未満|
年数はタンクの埋設(設置又は変更)に係る完成検査済証の交付を受けた日からの経過年数となります。
地下タンクの主な設計板厚は次のとおりです
|3.2mm|4.5mm|6.0mm|8.0mm|9.0mm|12.0mm|
設計板厚とは、タンクを設置した時点での板厚をいいます。規制では厚さ3.2mm以上の鋼板で作ることとなっているため、ほとんどの地下タンクは4.5mm以上の厚さの鋼板を使用しています
外面保護方法は次のとおりです
区分 | 外面保護方法の名称 |
a |
モルタル 「モルタル防水」などとも呼ばれます。 |
b | アスファルト 「アスファルト防水」などとも呼ばれます。 |
c | エポキシ樹脂又はタールエポキシ樹脂 昭和62年以降のタンクから埋設が可能になりました。 |
d | 強化プラスチック(FRP) 平成5年以降のタンクから埋設が可能になりました。 |
以上を総合的に判断して下記の3段階に区分されます
区分 | 規制区分の名称 |
A |
腐食のおそれが特に高い地下貯蔵タンク |
B | 腐食のおそれが高い地下貯蔵タンク |
C | その他の地下貯蔵タンク |